▼ 2009/08/25(火) QEN Q2 2009を軽く紹介
【航海日誌】
ちょっと前の話だけど、QENが公開されている。軽く中身を見たので報告してみる。
http://www.eveonline.com/devblog.asp?a=blog&bid=686
図16: かなり上がってきている。しかし、最近は落ち着きを見せている
Ferrogel、Fermionic Ondensates、Prometiumが値上がり。他にも全体的に値上がり傾向があり、アルケミーのうまみが出てくるだろう。
T3のSleeperに関してはまだ資料が少ないためなし。
図17: 値段は落ち着き、むしろ下落傾向が見える
この理由として、二つ考えられる。一つはSalvage Materialの値下がりで、二つ目はTech IIIコンポーネントの値下がりだ。
Neurovisual Input Matrixは、6月に19.5%下落した。これは大量の品が放出されたからであり、SPPIに影響を与えている。
もっとも値段が落ちたのはBurned Logic CircuitsとFried Interface Circuitsだった。
CPIは5月には65.7から64.9に低下した。
Tech II市場に参加するには高い障壁がある。特に月資源が稀少なことが理由だ。Tech IIを使うスキルを持つ人が増え需要が増えているのに、供給は変わらないため、しばらくTech II品の値段は上がりつづけると推測される。
CPIにもっとも影響を与えたのはPLEXだった。この月ではもっとも高い値段で売れたとき400 Mだった。それから値段が下がり、今では300-350Mで取引されている。
PLEXは今では取引量が多い商品の一つになった。
小規模なデフレが起きていることは分かっているが、Aporcryphaによる経済拡大の影響に含まれるだろうと考えている。
全体として、小規模なデフレは起きているが、EVE経済は健全だと言える。今後も経済は拡大していくだろう。
しかし、これは Job の入力数である。BPCは限られた数だけしか生産できないが、BPOは30日以内であればいくらでも生産できる。
生産された数を比較したグラフ (図22)
10%のTech II 生産者がBPOを使って、33%の量の製品を生産している。Q2 2009に生産された製品の数はほぼ一定。
Securityで見ると80%以上の品がHisecで生産されている。(図25)
Lowsecの中で見ると、0.4が74%を占めている。これはHighsecに近いことが多いからだろう。
Tech II BPOを持っているAllianceのほとんどは0.0のSTに置くのではなく、安全なHigh Secに置いているのあろう。
一方、例えば図32ではIntercepterは、
発明が導入される前は400-450Mだったが、発明導入後は100M前後に落ちている。
Cover Ops Cloaking Device II
予想と違っていたのは、Null SecよりLow Secでの生産が多かったことだ。ただし、Low Secといっても0.4がもっとも多い場所であり、従ってHigh Secでの生産が主流だと言うこともできる。これは生産品を市場に売りにいく際の利便性によってだろう。
もう一つの理由として、Low Secの方が(Stationの)ProductionとInvention スロットが開いていることが多いからだろう。
(訳注: しかし、InventionでネックとなるのはCopyスロットだったりする)
http://www.eveonline.com/devblog.asp?a=blog&bid=686
人口
- 300,000を突破
- 620,000キャラクター
ISK
- 全部で300 trillion ISK
- そのうち170 trilionがActiveな課金アカウントが持っている
- Login時間が長い人ほどいっぱい持っている
- 図2を見ると、100000時間以上の人が急激に上がってる
平均の持金
図3- Nullsec: 470M
- lowsecとHighsecはだいたい 300Mちょい だけどlowsecの方が僅かに多い
使われている船
Table .1- Q3 2007時点ではRavenだった
- 1. Hulk (2.28%)
- 2. Drake (1.97%)
- 3. Kestrel
- 4. Rifter
- 5. Retriever
- 6. Raven
- 7. Bestower
- 8. Punisher
- 9. Catalyst
- 10. Dominix
Tech I, Sub-Capital
図6- Frigate 36.3%
- Industrial 14%
- Cruiser 11.4%
Tech II & Tech III
図8- Exhumer 22.6%
- CovertOps 13.3%
- Heavy Asssult Ship 10.2%
- Transport ship 9.9%
- Intercepter 9.1%
値段の推移
Mineral
- Lowend: 図13
- Highend : 図15
PPPI (Primaryu Producer Price Index)
一次生産品。これにはDatacore、Drone Compounds, Raw Moon Material、Data Interfacesなどが含まれる。つまり、T2を作るための一次生産品。図16: かなり上がってきている。しかし、最近は落ち着きを見せている
Ferrogel、Fermionic Ondensates、Prometiumが値上がり。他にも全体的に値上がり傾向があり、アルケミーのうまみが出てくるだろう。
T3のSleeperに関してはまだ資料が少ないためなし。
SPPI (Secondary Producer Price Index)
二次生産品、最終的な品の値段。T2だけではなく、船、弾薬、モジュールが含まれる。図17: 値段は落ち着き、むしろ下落傾向が見える
この理由として、二つ考えられる。一つはSalvage Materialの値下がりで、二つ目はTech IIIコンポーネントの値下がりだ。
Neurovisual Input Matrixは、6月に19.5%下落した。これは大量の品が放出されたからであり、SPPIに影響を与えている。
もっとも値段が落ちたのはBurned Logic CircuitsとFried Interface Circuitsだった。
Consumer Price Index (CPI)
(注:SPPIとCPIの差がよくわからない…SPPIをより細分化したものかな)CPIは5月には65.7から64.9に低下した。
Tech II市場に参加するには高い障壁がある。特に月資源が稀少なことが理由だ。Tech IIを使うスキルを持つ人が増え需要が増えているのに、供給は変わらないため、しばらくTech II品の値段は上がりつづけると推測される。
CPIにもっとも影響を与えたのはPLEXだった。この月ではもっとも高い値段で売れたとき400 Mだった。それから値段が下がり、今では300-350Mで取引されている。
PLEXは今では取引量が多い商品の一つになった。
Summary
Q2 2009は、比較的値段変動が小さかった。小規模なデフレが起きていることは分かっているが、Aporcryphaによる経済拡大の影響に含まれるだろうと考えている。
全体として、小規模なデフレは起きているが、EVE経済は健全だと言える。今後も経済は拡大していくだろう。
Tech II Production
概要
- 初期にはR&Dでの懸賞としてTech II BPOが当たった。
- しかし、生産者が増えず需要を満たせなくなるとして、発明(Invention)システムに切り替えた
- (訳注:というより、BoBとの癒着がばれたせいだろうねぇ)
Tech II 生産の概要
日に11788のJobが Completed になり、- 97%がBPC
- 3%がBPO
しかし、これは Job の入力数である。BPCは限られた数だけしか生産できないが、BPOは30日以内であればいくらでも生産できる。
生産された数を比較したグラフ (図22)
- 67%がBPC
- 33%がBPO
BPO | BPC | |
All Items | 34,769 | 1,374 |
Ammo | 142,005 | 21,218 |
Drones | 880.4 | 9,8 |
Modules | 232.1 | 9,5 |
Ships | 21.7 | 1,3 |
Ships/Modules | 146.6 | 8,3 |
生産地
Tech II生産がもっとも盛んだったRegionはLonetrek、The Citadel、The Forgeだった。この三つで49%を占めている。Jitaに近いからだろう。Securityで見ると80%以上の品がHisecで生産されている。(図25)
Lowsecの中で見ると、0.4が74%を占めている。これはHighsecに近いことが多いからだろう。
Tech II BPOを持っているAllianceのほとんどは0.0のSTに置くのではなく、安全なHigh Secに置いているのあろう。
Tech II Ship
図28- 44%がBPC
- 46%がBPO
- 75%がBPC
- 25%がBPO
一方、例えば図32ではIntercepterは、
- 84%がBPO
- 16%がBPC
Hulk
- 89%がBPC
- 11%がBPO
発明が導入される前は400-450Mだったが、発明導入後は100M前後に落ちている。
Tech II Module
- BPC 68%
- BPO 32%
- BPC 88%
- BPO 12%
Cover Ops Cloaking Device II
- BPC 92%
- BPO 8%
結論
BPOによる生産だけでは需要を満たすことができないため、発明による供給が大きくなってきている。しかし、いくつかの例外、例えば生産時間が短いIntercepterなどがある。発明が市場に大きな影響を与えたことは間違いない。予想と違っていたのは、Null SecよりLow Secでの生産が多かったことだ。ただし、Low Secといっても0.4がもっとも多い場所であり、従ってHigh Secでの生産が主流だと言うこともできる。これは生産品を市場に売りにいく際の利便性によってだろう。
もう一つの理由として、Low Secの方が(Stationの)ProductionとInvention スロットが開いていることが多いからだろう。
(訳注: しかし、InventionでネックとなるのはCopyスロットだったりする)
■ 私見
Tech II BPOの状況が見えたQENだった。特にTech II船の約半分がBPOから作られているというのはわりとひどいのでは。これじゃTech II船の儲けが出ないわけだ。しかし、結論にもあるように、BPOの数は限られているのにTech IIを使える人は増えているわけで、このまま課金人数が増え、市場が拡大するのであればBPOの割合はどんどん小さくなっていくだろう。
1: しゃちょー 2009年08月26日(水) 午後0時35分
こうしてみると、Tech2BPOによる生産を黙らせようと思ったら、
商業の中心地をJitaから離れた他に移すべく活動した方が良いのかも知れないですね。色々と気の遠くなる話ですが。
2: shirou 2009年08月27日(木) 午前9時50分
んですなー。Jita混みすぎだし。
まあ、QENで書かれているようにこのまま人数が増えればBPOによる生産は黙りますよ。ぼくらにできることは日本人アカウントを増やすことですね!